新・伊野孝行のブログ

タグ:紙芝居

2020.5.19

いもむしカマキリ珍道中

紙芝居『いもむしカマキリ珍道中』教育画劇から発売されました。
ときわひろみさん作です。

※ 以下は、ときわ先生のテキストではなく、私の勝手な語りですので、ご注意を‼︎

無声映画の活動弁士は世界中探しても日本にしかいません。日本で発明された職業だからです。
そして紙芝居もまた純国産の語り絵見せ芸能なのです。
ステイホームな人間世界。ステイホームしてない不届きものや、営業している店は見つけられたら密告される。江戸時代の五人組か?人間の黒い気持ちには新コロの100倍の毒があります。チンコロチンコロと転がるパチンコ玉にだけコケはつきません。キープオンパチンコ。
そんな人間世界の足元でふだんは遠慮している虫たちですが、人間どもがステイホームしている間に「どっか旅でも行こうよ」といもむし君がカモキリくんに持ちかけました。だってめちゃくちゃヒマなんだもん。

なのにいきなりの雨!
「わーい、ここが天気と雨の境目だよ〜!」「なかなか経験できるもんじゃないよね〜」

この後記憶が消えて、気づいたら牛にベロベロ舐められていました。
「ひゃあ〜!気持ちわる気持ちいい〜!」
虫たちは牛の舌は牛タンといって、人間たちが舌鼓を打っている食材であることを知りません。

「ハラ減ったよね、オレあそこの葉っぱ食べるわ」「いいなあ、そこら中が食料で。ぼくは狩りをするところから始めなきゃいけないんだヨ……」

「食い過ぎて、ポンポン痛〜いよぉ〜」「大丈夫?いもむし君、食べ過ぎだよ。だって木が丸裸になってたもん」

翌日、カマキリ君が目を覚ますと、いもむし君がいません。あれ?どこにいったのかな?ふと見上げると、紫色の餃子になって木にくっついてました!

はい、というわけでございまして、以上は子どもの心にすーっと届くときわ先生の文章とは正反対の、私が勝手につけた文章ですので、くれぐれも勘違いしないでくださいね。ちゃんと紹介しないと失礼じゃない? そうですよね、そう思います。でもちゃんと紹介しながら6枚も見せると、半分くらい見せちゃうことになるから、それもマズイじゃない。だけど1,2枚見せたところで印象に残らないでしょう。というわけで絵はまあまあ見せるけど、洗練されたほんとのテキストは買ってのお楽しみということでねー。

教育画劇「いもむしカマキリ珍道中」発売中!

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