新・伊野孝行のブログ

2021.5.20

今野書店の「一休さんフェア」

ブログを不定期更新にしたら、結局お知らせのある時しか更新しなくなってしまった。
毎週更新の時は、無理やり何かをひねり出していたものだが……。

そんなわけで、お知らせがあるのです。
ただいま、西荻窪の今野書店さんで『となりの一休さん』刊行記念フェアを開催中です。
先月、個展「風狂」をやって手元に作品があるので、それも展示させてもらっています。

今野書店の花本武さんが企画してくれました。
まことにありがたいことです。

私の選んだ「一休的…あまりに一休的な…10冊!」という選書コーナーもあります。
どんな本を選んだかは今野書店に行って見てくださいね。
冊子はフリーペーパーですからご自由にお持ち帰りできます。
冊子には、選書10冊の紹介の他に、「コロナ時代の一休さん」というお題をもらって書いた短いエッセイも収録されています。
それと花本さんが集めてくれた一休さん本もたくさんあります。一休さんフェアだからね。

設営が終わってレジの横でサインを描いてるところ。頭の毛が薄くなった分、心臓に毛が生えてきて、こういうことも平気でできるようになりました。

サインの域を超えた作品ですね(自分で言うな)。

マンガの下絵や原画もファイルに入れて置いてます。
あと、読み込んだ形跡のある代表的参考文献、石井恭二著『一休和尚大全』も置いてあります。一休さんのカッコいい詩の世界を垣間見てください。

そうそう、これは設営の時の写真。サイズを測り間違えていたみたいで、壁(ベニヤ板)が後ろの本棚の高さをオーバーしちゃってます。
焦りました。本棚にベニヤ板を固定する方法も考え直さねばなりませんでした。

今野書店は個人経営の新刊書店の中の、スター的存在。
現在、西荻には今野書店しか新刊書店はないそうですが、めちゃくちゃいい本屋なのよ〜。
ぐるっと一周すればわかります。活気に溢れてる。筋金入りの本好きと、にわか本好きのどちらも満足させる懐の深さ。地下は漫画専門フロアになってます。こんな本屋さんがある街に住める人は幸せです。
自分も出版業界でお仕事をもらって生きているけど、イラストレーターだから、本のカバーを描いたり、雑誌に絵を描いたり、作家の人と共著という形で本や絵本を出しています。
だから本を売ることとにそこまで一生懸命になったことはないです。本や雑誌を作るお手伝いをしてる感覚で、売るのは版元や営業さんや書店さんまかせ。
でも、今回は自著だから、自然に一生懸命になってしまう。(今までも自分の本は何冊か出してるけど、いわゆる一般書店に並ぶような本ではなかったので、言わば、手売りに近い形)

「本が売れない、売れない」と言われ続けてるけど、それでも一年で7万点以上(?)の新刊が出版されています。不思議ですよね。これは出版社と取次会社の自転車操業的システムがあるせいなんだけど、そんな本の洪水の中で、産声をあげた本を売って育てていくって、これまた大変なことじゃないですか。
書店にとって本は商品だから、売れる本を置きたいってのは当然なんです。
それなのに、新人の書いた『となりの一休さん』にこんなスペースを取ってもらえるなんて、このありがたさ!わかるかなぁ?わかんねぇだろうなぁ。
どうしてそんな扱いしてもらえるのかって?

それは……

『となりの一休さん』が面白い本だからだよーっつ!

というわけでよろしくお願いします!
ただいま豪華サインが入った『となりの一休さん』はブックギャラリー・ポポタムでも購入いただけます。こちらは限定10冊



もうひとつお知らせ。
四谷デッサン会主催のzoomトークイベントに出ます。
5月29日(土)19時スタート。無料です。
四谷デッサン会の門脇大さんと山田淳史さんとおしゃべりします。「美術こんにゃく問答」にご期待ください(?)。
お申し込みはこちらから。