新・伊野孝行のブログ

2020.7.28

GoTo恐怖の別荘地

8月8日〜25日、軽井沢の「酢重ギャラリー」で個展をします。
題して『恐怖の別荘地』

「GoToトラベル」東京除外のせいでこの夏、東京都民は旅行に出かけにくくなってしまいました。雰囲気的に。でもキャンペーンが適用されないだけで、本来は自由に行ってもいいんですよ。

人間にとって、個人の判断という「自由」はけっこう持て余すというのが、コロナでよくわかりました。
コロナに対して基準を決めて欲しいという声が上がります。基準があれば、それを守っていればいいのだし、逸脱者を非難もできます。

おばけにゃ学校もしけんもなんにもない
おばけにゃ会社も仕事もなんにもない
おばけは死なない病気もなんにもない

と、水木しげる先生は歌詞に書かれました。
試験など基準の最たるものだし、学校や会社という協調を必要とする組織もない。病と死という二大苦(生と死を分ける二大基準と言えましょうか)からも解放されている。つまり、おばけの世界には基準がありません。
だから、おばけは究極の自由を手にすることが出来るのです。

人間の自由は基準あっての自由でしょうか。
基準を捨てて、自由を手にすることが我々人間に出来るでしょうか?

私は半分おばけになりたい。
自由を渇望する方は、ぜひ、自分の判断で軽井沢へお越し下さい。
首を長〜くしてお待ちしております〜。

観光しながら働く、休暇を楽しみながらテレワークする「ワーケーション」を実践するべく、会期中は軽井沢に滞在するつもりです。なんと国に従順な態度でしょう。

酢重ギャラリーは7年前に一度お世話になりました。
その時のブログ記事です↓
画家の肖像in軽井沢

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酢重ギャラリー