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伊野孝行のブログ

似顔絵難し

「芸術新潮」で連載中の藤田一人さんの「わたし一人の美術時評」3月号は『平成「美術記者」事情』。美術記者の今昔もえがかれています。作家の井上靖は戦前から戦後しばらくの間、毎日新聞大阪本社の美術記者でした。そんなわけで井上靖と横山大観を描きました。昔の美術記者は今とくらべて人間臭く、美術家の懐にとびこんで、美術状況を皮膚感覚で捉えていたようです。人間関係が濃い=裸の付き合い、ということにしてお二人にはお風呂に入ってもらいました。急に大観先生が背中を流してくれたのでびっくりしている様子。ん?井上靖が似ていない?僕らの印象の中にある井上靖は作家になってからの顔で、若い頃の井上靖ではない(第一の言い訳)。びっくりしている写真がなかったので想像して表情をつけた(第二の言い訳)。しかし、お互いに名前を呼び合ってるので大丈夫だ。しかし、この手法は似顔絵描きとしては決して褒められたものではない。