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伊野孝行のブログ

対談の「リアル」な実態

玄光社のWEB連載、伊野孝行×南伸坊「イラストレーションについて話そう」更新されております。

第4回目ですが、更新回数で言うと、もう11回目。ずいぶん回を重ねていますが、実際の対談は今のところ2回しか行っていません。そして実際の対談での私は、このようにスラスラ理路整然と話しておりません。担当さんが書き起こしてくれた原稿を読むと「ええ!俺ってこんなことしか喋ってないのか……」と毎回愕然とします。
伸坊さんは、書き起こし原稿を読んでも、ちゃんと喋っておられるんですよね。経験値の差もありますが、言葉できちんと伝える能力がちょっと足りないのかなぁ、ぼくは。
よく人に「え?どういうこと?何言ってるかよくわからん」と言われます。伸坊さんは、ぼくの言いたいことをだいたい察知してくれるので、話はズンズン進むのですが、実際の書き起こしを読むと、よくこれだけで理解してくれてるなぁ〜と思うわけです。で、後から話がよく伝わるように加筆修正するのですが、もうちょっと対談でちゃんと喋れば作業も楽になるんだけどね……まぁ、これも勉強。伊野孝行画 「黒田清輝の肖像」
伸坊さんも老人力で、固有名詞がなかなか出てこなくて「あのほら、何てったっけ?」「あれ、あれ」という具合で、指示代名詞の非常に多い会話なのですが、そういうのを全部修正してしまうと、会話っぽくなくなるのでそのまま生かしてあるところもあるわけです。しかし本日更新分の第4回その2の中で伸坊さんが『ダリなんかキメどころだけでやってるとこあるよね。初期の「記憶の固執」って時計が溶けてる有名な絵あるでしょ、あれ現物が24cm×33cmなんですよ。』と語ってところはスゴイですよ、記憶力が。サイズまで覚えておられて(笑)。南伸坊画 「写真を見て写真のように描いたトーマス・マン」
今、「上野の森美術館」で生賴範義(おおらいのりよし)展をやっていますね。ちょうど対談でリアルをテーマにしてるから生賴さんの名前も出てくるけど、実はぼく、全然通ってないんですよね。そりゃ映画のポスターとかで眼にしているハズなんですけど、影響を受けていないっていう意味で。でも日本のリアルイラストレーションを語る上では需要な方ですよね。というわけで、私も見に行ってこようと思います。今から勉強かい!