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伊野孝行のブログ

沖縄と北海道

那覇空港を出ると友人のボックスカーが迎えに来てくれていた。
車に入ると、チャイルドシートの双子の男子がニタニタしながら私のことを見ていた。
「ねぇ、この人誰?」と助手席のお母さんが聞くと「もつりんさん!もつりんさん!」と子どもたちは答えた。
もつりんさん……それは『オトナの一休さん』に出てくる一休宗純の弟子の没倫(もつりん)のことである。
没倫の顔は私をモデルにして描いてある。子どもたちは「今日はもつりんさんが東京からやってくるよ」と言い含められているようだ。ならば私ももつりんさんで通そう。
「カラーズ」というお店に寄ってタコスとタコライスを食べた。
店の主人と友人夫婦が喋っている間に、私は外に出て、すぐ目の前にある公園に行ってみた。

ワオ!生えている植物がぜんぜん違う!……根っこのお化けのような巨大な木を見て、一気に南国ムードに包まれた。数え年46歳にしてはじめての沖縄だった。

毎週火曜に更新しているこのブログ、先週は沖縄に行っていたのでお休みしました。持参の紙芝居で心をつかみ……完全になつかせる。こう見えても子どもと遊ぶのが好きだ。
帽子と眼鏡をとった私の顔とアニメの没倫さんを見比べて、不思議そうにしている双生児。私はテレビから抜け出てきた人だと、彼らは思い込んでいる。素敵な絵が飾ってある友人宅のトイレ。
夜だけに咲いて、たった一日で散るサガリバナという幻想的な花が満開だった。
栄町市場にある「宮里小書店」。拙著『画家の肖像』の沖縄唯一の取扱店である。
「宮里小書店」のお向かいキンジョーさんのお店。
夜の栄町市場は一転、飲み屋のアーケードになる。
今回の旅は「宮里小書店」のご家族のお世話になりました。店主の宮里千里さんが1978年に録音した、今では伝承が途絶えてしまった祭祀『久高島イザイホー』のCD。絶賛発売中です。

琉球弧の祭祀-久高島イザイホー-宮里千里

推定樹齢300年の神木、大アカギの穴ぼこをのぞく。

沖縄サイコー!

さて、沖縄ときたら北海道。
私は北海道もまだ行ったことがありません。
この夏開かれる「札幌国際芸術祭2017」の公式ガイドブックの仕事をしました。芸術祭のガイドブックは作品が出来上がっていない状態で作らねばならない。絵はイメージです。これもイメージ。タヌキが街頭テレビを見ていますが、何が起こるのでしょう?この物体は一体なんだ!?夜のススキノにアーティストたちが出没!指揮を取っている人はゲストディレクターの大友良英さん。
その右横は参加アーティストのマレウレウ(アイヌの伝統歌をテーマに活動する女性ヴォーカルグループ)さん。大友良英さんとマレウレウさんは共に『オトナの一休さん』の音楽を担当されている。
というわけで、つい群衆の中に蜷川新右衛門さん風の人物を描き加えてしまった(かすかに一休ぽい人もいる)。
先日『オトナの一休さん』の打ち上げがあり、大友さんにこの絵の説明をしたところ「いや、なんで新右衛門さんが描いてあるんだろう?と思ってたんだけど、同じ人が描いてたんですね」とおっしゃってくださった。細かいところまで見ていただいていて感激です。
大友さんに『久高島イザイホー』をプレゼントしました。