伊野孝行のブログ

倫敦に白熊現る!

時は一八六三年、夜霧に黒く濡れる倫敦の街。街灯の光のなかに浮かび上がるのは、日本のサムライ…???ン?…ンン?…シロクマではないか!講談社より本日発売の荒山徹さんの新刊「長州シックス 夢をかなえた白熊」のカバーを担当しました。(デザイン:内山尚孝氏)帯には「語り口と結末は、まるで落語のようなあじわい。名人荒山徹の幕末異聞集!」とあります。わたしの使命は「ジャケ買い」させることでございます。「なんだこれは!?」というのは芸術の根本でもあります。今回はオイルパステルとダーマトグラフで描きました。シロクマのみつめる先にカメラをパンすると、そこには怪人、フー・ワンチュー博士がいます。これが表4。

フー・ワンチュー博士をwikiでひくと 「Dr.Fu Manchu, 傅満洲博士 イギリスの作家サックス・ローマーが創造した架空の、世界征服の野望をもつ中国人の悪人。西欧による支配体制の破壊と、東洋人による世界征服を目指して陰謀をめぐらす怪人である。」さあさあ、いかなるお話か?それは買ってみてのおたのしみ〜。ちなみにこの小説は初出が「小説現代」で、その時にもさし絵を描かせてもらいました。わたしに幸運をもたらした挿絵はコレだ