伊野孝行のブログ

告白

「野生時代」に連載中の宇江佐真里さんの時代小説「通りゃんせ」は、三ヶ月に一度の掲載である。四回目を迎えたということは、一年が過ぎたということでもある。もう一年か…。

いままでサインペンで描いていて、その味の出にくさに苦労していた。サインペン自体は好きな画材なのだが、ポップな軽いものを描くときにはいいと思う。でも時代小説にはちと向かなかったかも。そもそもこの小説は、現代の若者が江戸時代にタイムスリップする話なので、サインペンをつかったのは狙いであったのだが。そんなことで、今回から鉛筆にかえてみた。コントラストをあげて線をサインペンと同じように濃くした。三ヶ月に一度だし、誰も気づいてないと思うのがだ、告白しておく。