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伊野孝行のブログ

せっせと似顔絵描き

「日経おとなのOFF」はよく私に仕事を依頼してくれるいい雑誌だ。今月号でも似顔絵を描いた。「ニッポン 散財の達人列伝」として、フランス文学者の鹿島茂さんが一目置くお金使いが見事な人たちの似顔絵。ひさしぶりに似顔絵ごころをくすぐられる人選で、描きたい!という気持が湧いてきた。借金をくり返しながら5万冊の蔵書を持つ鹿島さん自身も達人です。文芸春秋を大成功させ、富豪となった菊池寛は、金をせびりにくる文士を独自にランクづけしてお金を渡したという。「銀座ハリウッド」を開業しキャバレー王となった福富太郎さん。河鍋暁斎などの絵画蒐集家としても有名。「芸術新潮」で連載していた「アートキャバレー」すごくおもしろかったです。薩摩次郎八。実家からもらった資金でパリで蕩尽。その額今のお金で800億円!「日本館」をパリに建設したり文化貢献もこれぞパトロン。お金を使い果たして帰国してからは徳島でつつましく暮らす。三木鶏郎。糖尿病をわずらうと絶頂期にもかかわらず、あっさり引退。ハワイで遊んで暮らす。中山正善。天理教教祖中山みきの曾孫。自分のコレクションを元に開いた天理図書館の蔵書は200万冊!最後は岸辺シローさん。子供の頃にドラマの「西遊記」を見て、岸辺シローのファンになった。岸辺シロー演じる沙悟浄は、人生に消極的な姿勢で飄々として、ときどきボヤく。このキャラにあこがれ、小学生のわたしは岸辺シローの沙悟浄のように生きたいとさえおもったのであった。しかし、コレクター岸辺シローは貪欲。夏目漱石の「漱石山房」を完全再現した。本棚の本に至るまで。スゴイ!詳しくは「日経おとなのOFF」をご覧いただきたい。

さて、お次ぎは前々号の「ラファエル前派」の特集より。ラファエル前派の画家は本人までも、少女漫画のようなのだった。目の中に光はいれたものの、だいたい自画像や肖像画に忠実に描いています。ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティウィリアム・ホルマン・ハントジョン・エヴァレット・ミレイ