ロンドン修学旅行
わたくしは明日1月20日から26日まで、ロンドンに旅行に出かけます。国内旅行でさえ5年前に日光に一泊しただけ、海外旅行にいたっては16年ぶり!2度目ということで、もう何日も前からロンドンのこと(主に心配事)で頭がいっぱい。ツイッターにまで気がまわらないので全然つぶやいていない。な〜に、でもロンドンから「今、ロンドンなう!」とつぶやいてやる。旅の目的はゴッホの大規模な展覧会を観に行くためです。あとエリック・ギルの彫刻。こんな感じでまわる予定です。クリックするとデカクナル。
わたくしは明日1月20日から26日まで、ロンドンに旅行に出かけます。国内旅行でさえ5年前に日光に一泊しただけ、海外旅行にいたっては16年ぶり!2度目ということで、もう何日も前からロンドンのこと(主に心配事)で頭がいっぱい。ツイッターにまで気がまわらないので全然つぶやいていない。な〜に、でもロンドンから「今、ロンドンなう!」とつぶやいてやる。旅の目的はゴッホの大規模な展覧会を観に行くためです。あとエリック・ギルの彫刻。こんな感じでまわる予定です。クリックするとデカクナル。
昨年のことになるが、銀座でポン・ジュノ監督の「母なる証明」を観た。見事なショットとショットの積み重ねが、知らないうちに心の芯の部分を打ち続けていたようで、エンドロールが始まると、どこから来たのかわからない涙が溢れ出た。映画館を出て有楽町の街を歩いているときも、急にこらえきれない感情がこみあげてきた。まさに、映画でしか味わえない感動である。で、この翌日、DVDで加山雄三主演「海の若大将」を観たのである…。(クッリクすると画像は多少綺麗になります。)
「若大将シリーズ」実は初めて観たのだが、登場人物は全員、小学校低学年くらいの思慮で行動するので、こっけいを通り越してシュールの域に達していた。友人に聞くと全シリーズそうらしい。加山雄三は黒沢明や成瀬巳喜男の映画でちゃんとした芝居もしているが、この能天気で無神経な若大将は、やはり加山雄三でしかできない。彼のギリシア彫刻のような顔とともに、この映画の見所はそういった快晴の空のごとき馬鹿なのだが、昨日「母なる証明」を観た後ではなんともいえない気分にもなる。「ロケ地探偵」としては今回は表参道。昔は「ユアーズ」というおしゃれなスーパーがあった。都電も走っている。この通りは月に2度ほど通るので感慨深いものがある。この「ユアーズ」で水泳部の部員に食わせる食料を買い込むシーンがある。英語の書かれた缶詰が実はドッグフードだったというギャグなど、見所満載である!
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みなさま、あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。
今年は8/27〜9/1までHBギャラリーでの展示(丹下京子さんとの二人展)とリトルモア地下ギャラリーでの個展(時期が未だ決まっておりませんが)があります。あ〜、いっぱい絵を描かなきゃいけないな〜と思うと、プレッシャーです。とりあえずお正月、お正月。
丹下京子さんのホームページはこちらです!是非クリックしてください。
伊野孝行ツイッターはこちらです。よろしく。なんとなくおもしろさがわかってきたような、わかってきてないような…。
ツイッターはじめました。その前に、今年のボツ作品の供養をしておかねば。しておかねば、ってことでもないんですけど。ああ、このブログは画像が綺麗にでないな〜。年末になって愚痴を言ってても仕方ないか。で、ツイッターなんですが…ミクシィは続きませんでしたけど、気軽なのでいけそうです。まだ昨日の深夜にはじめたばかりですが。伊野孝行ツイッターはこちらです。よろしく。
と、いうわけで今年はこれでおしまいです。このブログを見に来てくださった皆様、ありがとうございました。来年も時々見てやってください。よいお年を!
日本に「イラストレーション評論家」という人が存在しないが、それはたぶん必要とされてないから、いないのだと思う。アートの世界では、完全に一枚かんでるから、アーティストやマーケットにも必要だ。でも、イラストレーションにも評論家はいたほうがいい。イラストレーションの定義は、メディアで機能する図版のこと、だから今やあまりに広い。50年代に日本でイラストレーションという言葉が使われはじめてから、その歴史も加速して、イラストレーション全体を客観的に見ることは自力じゃなかなか難しい。
で、今月の「美術手帖」の特集は「日本イラストレーション史」。(「イラストレーション」と「イラストノート」という二つの専門誌があるが、こういう特集は専門誌でこそ、連載とかで詳しくやって欲しいナァ。)都築潤さんと福井真一さんが監修、インタビュー、執筆もしています。お二人ともイラストレーターであります。実作者である分、やりにくかったことは多々あったと想像されるが、特集全体から必死さが伝わってきた。今の状況を憂えているのはなんといっても、イラストレーター自身だから。ページの関係で取り上げられなかった分は100倍はあるだろうけど、こういう意義のあることはすばらしい。まずはめでたし。オススメです。
「泉麻人のロケ地探偵」今回は1952年制作「魚河岸帝国」という映画。「帝国」というあだ名で呼ばれる、運送業の荒くれ親分には山村聰が扮している。ハゲのヅラをかぶっているので最初はコントを見ているようだった。しかし映画をみていくうちに山村聰の芝居にひきこまれてハゲヅラはまるで気にならなくなる。この連載は、泉さんが映画のロケ地を当てるというのが、腕の見せ所である。毎回ほんの数秒のシーンを言い当てるのが、さすがとしか言いようが無い。(画像はクリックすると綺麗に大きくなります。毎度のことながら。)
今回は僕も推理してみることにする。といってもロケ地ではなく、屋台ののれんについてである。映画の冒頭、スタッフ紹介の字幕に、「美術 河野鷹思」とでてきたので、おおっ!と思った。河野鷹思の若き日のデザインを集めた「青春図画」は僕のバイブルでもある。松竹キネマの宣伝部に所属していたというから、その関係で美術をつとめていたのだろうか?しかし、魚河岸のゴミゴミしたセットや、従業員たちのタコ部屋や…いったいどこの美術を担当したのだろうと、それらしきもの、を見つけられなかった。ところが終盤の屋台ののれんがハッとするほどグラフィックで洗練されて可愛かったので、きっとこれに違いない!と嬉しくなった。(たぶん他にも担当箇所はあったのだろうが、僕が推理できたのはここだけです。)その画面を描き写してみました。ホントはもっとキマッてます。タコののれんをバックにしてハゲヅラの山村聰が飲んだくれてるのもおかしいシーンでした。