伊野孝行のブログ

昨日は徹夜麻雀をして

昨日は5、6年ぶりに徹夜麻雀をして、昼近くに家に帰り、寝たり、〆切りを勘違いしてて、明日だとおもってたのが今日だった仕事を急いでやったり、見ていなかった「グラントリノ」を下高井戸シネマに観に行ったりしているうちに、毎週火曜日に更新しているブログのことを忘れそうになった。しかし、毎週火曜日更新というのは特に公表していないので自分だけの決めごとであるが…。今週はおなじみ「イッツコムマガジン」の連載から。若き日の千葉真一の姿が見られる「特別機動捜査隊 東京駅に張り込め」のワンシーンです。前に渥美清はいつの時代もおんなじ顔であると書いたが、千葉ちゃんは言われなきゃわかんないかもしれない。一番手前を走ってるのがそうです。似顔絵はまあ、そんなに克明ではありません。

 

 

笑顔の神さま

「えびす大黒展」INAXギャラリーの展覧会カタログにイラストレーションを描きました。この展覧会に出ているえびす大黒は無名の人たちに作られたもので、かつては家々の神棚に飾られていたものです。荒削りの木彫ですが、作る人それぞれの味が存分に出ていてどれもめちゃんこナイスです。欲しいなー。

僕の絵と大黒様とのコラボ

この展覧会は今は大阪のINAXギャラリーで開かれてます。名古屋を経て、東京のINAXギャラリーには来年3月に巡回します。カタログのデザインはコズフィッシュ(祖父江慎さん+吉岡秀典さん)です。
INAXギャラリー恵比寿大黒展

 

 

お江戸手習い帖

いつもは「泉麻人のロケ地探偵」だけを描いているイッツコムマガジンで、今月は特集ページも担当した。タッチを変えて一つの雑誌のすべてのイラストレーションを描くというのは、許されるならやってみたいことの一つである。タッチといっても画材が変わるくらいのもんだが。今回はまあ、それに近い感じでイッツコムマガジンを征服しかかったのである。

 

 

日本の童謡・唱歌

毎年恒例、銀座にあるリクルートG8でのTISの展示が昨日から始まりました。今年は「♪しゃぼん玉飛んだ」というタイトルで日本の童謡・唱歌を描いています。僕が選んだのは「金太郎」。以前このブログでも紹介しましたが、僕は「金太郎全敗物語」というのを描いたことがあり、それは金太郎がクマに果てしなく負け続ける物語であります。今回はこれの使い回しです。ケント紙にガッシュで描いてみました。ところでクマのお腹はこんなに白くないですね。知ってて描いてますから!

そして、今回の目玉イベントはなんとあの、小沢昭一さんがゲストに来てくださいます。「うたとお話でつづる日本の童謡」9/16(水)です。詳しくはこちらを↓「♪しゃぼん玉飛んだ」
「金太郎全敗物語」

 

 

泣いてたまるか

ケーブルTVのガイド雑誌「イッツコムマガジン」で連載中の泉麻人さんの「ロケ地探偵」、今回は渥美清主演「泣いてたまるか」だった。40年くらい前のドラマなのでもちろん今回初めて見た。渥美清の顔は40年前だろうが、全く変わらない。普通は40年も経つと、たいがい面変わりして、えー!これがあの人?となるのだが。そういう意味では、似顔絵を描く甲斐がある。渥美清ぐらい似せられないでどうする!というプレッシャーもあったけど、如何でしょうか?いつものごとく、画像をクリックすると鮮明になります。

 

 

不良少女地帯

7、8年前に描いた絵である。個展にも出したことがあるが、ホームページには掲載し忘れてたのでブログにアップしてみよう。

どういう経緯で描いたか忘れてしまった。きっと当時は時代ものばっかり描いてたことから脱却しようと、あがいていた頃だから、なんでもいいから時代物以外を、ということでコレを描いたんだと思う。いきなり2000年代ではなくて、いったん1980年代でワンクッション置いたつもりだったんだろうか?これは何の資料も見ずに描いたのは覚えている。背景はどこかのコンビナート風。太平洋ベルトと呼ばれた工業地帯にはこんな不良達もたくさんいたんじゃないかという勝手な想像によって背景が決められた。線路の幅がせまいのはトロッコ用なのだろう。
以前のブログ記事「わたしの句読点」にアップした「煙草と女」の絵と通じるものがある。わりとこういう雰囲気、得意かもしれない。
「煙草と女」はこちら